2019/08/20 07:41



絵画には、たくさんの色が使われています。

色は見る人の心に直接働きかけ心をゆさぶります。

一例としては、ピカソの「人生」は青色を主に使用しており

絶望と希望のはざまで打ちひしがれたもの悲しさを表しています。

また、ムンクの「叫び」は赤やオレンジに黄色、青といった暖色傾向の色を多く使用しており

極度の興奮や不安緊張を表しています。


こういった心理的効果の背景には時代や地域における文化的な営みが投影されていることが多々あります。


共感感覚


共感覚とは、ある感覚器官に与えられたしげきによってそれ以外の感覚器官に慣性的反応がおこることをいいます。

時々テレビで取り上げられることもありますが、1という数字が図形でとらえられるような不思議な感覚のことで

一例に色聴というものがあげられます



色聴とは、音色が色をもって感じられる感覚のことです。

共感覚ほどではないが、異なった感覚器官から生じる印象が連動し共通性を持つことを共用性といいます。



色相、彩度、明度


色相

色の寒い、暖かいといった感覚は主に色相によって決まります。暖色系の色寒色系の色といった表現を聞いたことがあると思います。


明度

色の重さや軽さ

明るい色ほど軽く感じ白、黄色、代々緑すみれ青、赤黒の順に重くなります


色の堅い柔らかい

明るい色ほど柔らかく感じ暗い色ほど固く感じます。


彩度

色が地味〜目立つ感覚は彩度によって決まります。