2020/02/20 22:09



補色とは

色相環を思い浮かべたときに、対象位置にある色を補色と言います。


物理補色


赤の補色は青みどりといったような補色の組み合わせのことを物理補色といいます。

物理補色には、お互いの色を引き立てあう効果があるので、かんばんなどで目立たせる際に使われています。


ただし、明度が同じで鮮やかな補色どうしは境界線がチラチラギラギラするというリープマン効果が起きます。



心理補色


ある色をじっと見た後に目をそらすと現れる残像色のことをいいます。

見ていた色の補色に当たる色が残像として現れこれを補足残像と言います。


手術室の壁はこの効果を利用するため、緑色になっています。

手術で血の赤をじーっと見続けたとき、目をそらすと赤の補色残像として緑が現れます。

そのとき、壁が白いと緑の補色残像が濃く表れるため、同色になっています。


感想


手術室の壁の話がとても面白いと感じました。

リーマンでは、なかなか血をずーっと見続けるような機会がないので(あってほしくないですが・・・。)

経験することはないでしょうが、たかが壁されど壁で色々考えられているんだと思うと

様々な物の色の理由を妄想すると楽しいかもしれません。